名古屋場所【三日目】この一番[十両]

本場所

●時疾風 ー ○阿武剋

かたや一場所での返り入幕を目指す時疾風

こなた前日初めての幕内の土俵で辛くも初白星を挙げた阿武剋

立ち合いで右前褌を狙う時疾風。対する阿武剋は相手を突き起こすように攻め立てた。その圧力に思わず叩く動きの時疾風。阿武剋はそれに乗じて左を差す。ただ、自身の型とは逆の四つでこれは時疾風が得意の形。体勢は阿武剋が有利だが、時疾風も土俵際で粘る。それでも最後は右上手をガッチリ引いていた阿武剋が慌てずに寄り立てて勝利。

阿武剋が若手らしからぬ落ち着いた相撲を取りました。

惜しくも今場所での新入幕は逃しましたが、安定感のある四つ相撲を取れます。

幕内の土俵での活躍は時間の問題であるように感じますね。

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